ちくまプリマー新書の『フジモリ式建築入門』『京都美術鑑賞入門』『西洋美術史入門』を読んだ。
本を読み切る自信が付いた。次はプリマーでもジュニアでもないレーベルから出ている建築関係の新書を読もう。
ちくまプリマー新書を読もう
難しい本を読むのが苦手だ。だけど、自分の力で勉強をするためには難しい本を読めるようになる必要がある。
以前、読み切れそうな中高生向けの本から挑戦しようと、興味のある分野のちくまプリマー文庫*1の書籍をリストアップした記事を書いた。余裕のある夏休み、本を読み切る自信をつけたい。
リストの中から特に興味のある本をピックアップし3冊を読むことができた。感想を書く。
koishouyu.hatenablog.com
布施 英利 『京都美術鑑賞入門』
中学3年の修学旅行生をターゲットに書かれた本。平易で読みやすい文章で内容をかなり絞って丁寧に説明している印象。歴史の解説はあまりない。
日本美術各分野の千利休レベルの芸術家の基本情報を知れるさくっと読むのにいい本かな。京都旅行の計画に大いに参考になりそう!
2時間程度で読むことができた。
池上英洋『西洋美術史入門』
高校生〜社会人向けの西洋美術史入門かなという印象の本。なぜそれが描かれたかの問いに立つ多角的な美術の見方を紹介。いつ何が描かれたか、暗記的な内容も最後の章で抑えることができるのも良い点。西洋美術中心を批判し相対化するような内容は別の本に期待。
本文に登場する作品ほとんどに図版がついていてビジュアルを確認できるのも読みやすい。
2時間程度で読むことができた。
藤森照信『フジモリ式建築入門』
対象読者がよくわからない本。大きく分けて①先史時代世界各地②ヨーロッパ建築史③日本住宅史について学ぶことができる。各建築様式の発展背景と特徴について解説するだけでなく、歴史的な評価(他の様式と比べての良し悪し)について書かれている点が特徴的。文章に癖があり自分はちょっと苦手。
外出の合間に3日かけて読んだ。