20240903サントリー美術館「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」を観た

東京六本木・サントリー美術館で2024年9月1日(日)まで開催の「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」を観た。今回の展覧会は初音の調度と源氏物語絵巻という源氏物語をモチーフとした重要作品が目玉。江戸時代のトップクラスの工芸品や絵画を一望することのできる展覧会で行って良かった。

展覧会のテーマ

尾張家に伝えられてきた大名文化、尾張家の格式や歴史を雄弁に語る作品に目を向け耳を傾けることに開催の意義と徳川美術館学芸員
徳川美術館は大名家のコレクションとそこに培われた文化を伝える随一の施設。他の大名家のコレクションは散逸してしまっているとのこと。

展示の構成

Ⅰ尚武 もののふの備え
Ⅱ清雅 ー茶・能・香ー
Ⅲ求美
特別公開 国宝初音の調度
特別公開 国宝 源氏物語絵巻

展示物は戦いの道具である武具類、儀礼や外交といった公的な場で行われた芸道:茶の湯、能、香の道具、大名やその子女の娯楽としてプライベートな空間で楽しまれた品々、と多岐に渡っていた。

展示内容

印象に残った展示物について

会場の入り口を飾るのは徳川義直(尾張家初代)が着用していたとされる銀溜白糸威具足。背景に大きな葵紋が飾られていた。第一印象は大袈裟で悪趣味だと思ったが、戦の時に大将がいる場所イメージだと気が付いてからは理解した。

サントリー美術館「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝展」展示室入ってすぐのイメージ図。左から陣太鼓、甲冑、松明
サントリー美術館徳川美術館尾張徳川家の至宝展」展示室入ってすぐのイメージ図。左から陣太鼓、甲冑、松明
刀類

見方がわからない。照明をぎろりと反射していて、晴れた日は刀が振るわれる場にはいたくないと思った。
刀の図解があったのが良かった。サントリー美術館は、展覧会の図解が豊富で好きです。刀の各部位の名前、刀拵(初めて聞いた)のかくぶふんの名前。笄や目貫が展示されていた。どこの何だよ、と思ったが図解があったので理解できた。難しかった。

茶の道具

《唐物茶壺 銘 金花》見れてよかった。何かの図録で見た気がするから。良さはたぶん黄金色の釉薬。黄土色という印象だったのだけど、これを金と捉えるのだと勉強した。土の地肌が下半分見えているところも山並み見たいで多分いい。
《三島茶碗 銘 三嶋桶》千利休が持っていたとも伝えられる茶碗。利休みと言われる物ってもっと均整が崩れた物だと思っていたので意外。 

これも見方がわからない。流派によって面の形式が違うらしい。めっちゃアップで見ないとわからない繊細な生え際表現。最前列の客にも伝わっているか謎では
茶の湯の壺が描かれた肩衣。面白い。狂言装束の中で最も特徴的で、日常卑近な図柄をあしらった洒脱な意匠が多いとのこと。

婚礼用具

《純金葵紋蜀江紋皿》三代将軍家光の娘・千代姫が尾張家二代光友に嫁いだ際の婚礼調度。3歳で政略結婚させられるなんて悲しすぎる
《菊折枝蒔絵調度》
梨地の婚礼調度は将軍家と御三家、御三卿の性質にだけ許される。梨子地は大量の金を要し、制作費がかかる。尾張家では正室の格式を保つ待受道具(嫁ぎ先が用意する道具)として、新調や家紋の付け直しを繰り返して数代にわたり使用してきた。

香の道具関連

蘭奢待》 香木は東南アジアから伝来した貴重なもの。香りが同じと判断されたものは同じ名前で呼ばれるとのこと。展示されている蘭奢待は有名な奈良の東大寺と同じものかどうかわからなかった
《銀檜垣に梅図高盆飾り》 道具一式銀。三具足(香炉・燭台・花瓶)。勝手に西洋的な印象を受けた。銀色だからだろうか。
《金彩鯱香合》鯱鉾の形をした香合。12代尾張徳川家当主がそれを誇りに思い作らせたらしい。殿様が自らを誇りに思ったっていい!かわいらしい。
香合について、江戸時代後期『型物香合番付』で茶人たちが競って優品を求めた。知識として覚えておきたい。

特別展示

《国宝 源氏物語絵巻》めちゃ人が並んでいた。遠目で見た。
《国宝 初音蒔絵旅眉作箱》展示期間外。以前読んだ本に掲載されていたので見たかったが残念。本には重要文化財と書かれていたが国宝とのこと。国宝認定は1996年*1でした。古い本を読んでいた。
《国宝 胡蝶蒔絵調度》初音の調度(千代姫の婚礼品)の中から遊戯具。女も将棋を打ったのでしょうか

気になったワードなど

徳川美術館

昭和初期の美術館建築を代表する建物として国の登録有形文化財に登録されている。建物は帝冠様式の系譜にあると一般に言われているが五十嵐太郎『日本建築入門─近代と伝統』は、徳川美術館帝冠様式とすることを①公立ではなく私設の建築であること②冠だけが「帝」=和風になっているというよりは下部もほとんどが日本建築のテイストであることの2点で疑問視している。徳川美術館の外観を知ることができて良かった。

名物

以下展示キャプションよりメモ。
楽器や茶の湯道具・刀剣などにおいて、優れた美しさと然るべき由緒を兼ね備えた品を示す用語。特に茶の湯や刀剣においては『玩貨名物記』や『享保名物帳』など、当時の名物道具を列記した、いわゆる「名物記」や「名物帳」に記載されていることが、現代における名物の条件のひとつ。
茶道具では松江松平家七代治郷が編纂した名物記『ここん名物類聚』がある。これを元におよそ桃山時代までの名物を「大名物」遠州およびその周辺で見出された名物を「中興名物」とし、これら以外の名物を「名物」とふんるい・表記する方式が近代以降普及した。しかしこの分類が全国的に普及していたとはみなせない。
現代でも名物の表記は統一されていない。理由として名物記の記載が十分に確認されていないことや、明確な基準が確立していないことが大きい。本店では「玩貨名物記」以前の名物記に記載された茶の湯道具を「大名物」と表記
江戸時代には各家独自に名物と称した道具は御家名物と呼ばれる。

元禄年間

筒井筒蒔絵硯箱について「元禄年間の作にしては古様な形態で製作年代はこれより遡る」とのこと。江戸時代の歴史を分けたときに元禄年間のほかどのような時期があるのか、それぞれの時期にどのような特徴があるのか気になった。

思ったこと

模写も写真も禁止だったのは良くなかった。

愛知県で見れるものを東京で見せる理由がよくわからなかったけど、この展覧会を見なければ徳川美術館に行こうと思わなかったと思う。みんなで愛知の徳川美術館に行こう。

オペラグラス、買おう。

20240831今年の目標振り返り(8月)

月末なので今年の目標の振り返りをする。
これまでの記事はこちらから
20240111今年の目標 - 潮汐記録帳
20240331今年の目標振り返り(1〜3月) - 潮汐記録帳
20240531今年の目標振り返り(4〜5月) - 潮汐記録帳
20240731 今年の目標振り返り(6〜7月) - 潮汐記録帳

今年の目標の振り返り

めっちゃ寝る

全然寝なかった。23時就寝の日が続いた。普通に業務に支障が出た。夜に時間がないこと、苦しい。
9月は22時、せめて22時半に就寝するようにしたい。

同人誌3冊出す

何もしていない。11月のコミティアに申し込むか悩んでいる。
毎日ブログを書くことを目標にしていたのだけれど、それだけでも8月は早く寝れなかった。11月のコミティアまでに同人誌を作ろうとすると普通に夜更かしさんになって、体調を崩すことが目に見えている。
諦めるか、ハードルを下げることを第一にして漫画・イラストの形式にこだわらない何かをつくるか、悩む。

合同誌に参加する

5月に目標達成済み。

映画を40本観る

1月6本、2月0本、3月9本、4月1本、5月1本、6月2本、7月1本、8月0本。計20本
本を読みながら、展覧会に行きながら、映画をたくさんみている人ってどうやっているんだ。

資格を2つ取る

何もしていません。

資格試験が終わったらやりたかったこと

歯医者に通うこと→通い始めた
個展の準備→会場を予約した
中学社会科の再履修→簡単な問題集を一周した
スーパーで買ったこのとない魚や野菜などの食品を買うこと→アスパラとオクラを初めて買った
いいヘアアイロンを買うこと→髪を切ったらいらなくなった
ライティングスキルを身につけること→とりあえずはブログを毎日書けるようになった
絵の学校に通うこと→単発の絵画教室の受講を検討している

今年絶対にしないこと

SNSで流行っているという理由で自分には難しい本を買うこと→してない
音楽を体系的に聴こうとすること→しない
英語で映画を観れるように挑戦すること→してない
小説を書くこと→してない
徹夜→してない
ライブ鑑賞→してない
ダイエット→している。揚げた芋を食べない
転職活動→してない
大学の受験勉強、それに類似する行為→してない
継続したブログ更新→した
動画編集ソフトのスキル習得→してない
イカゲーム以外のゲーム→してない

追加でしないこと(20240331追記)

毎日のスケッチを自分に課すこと→国立東京博物館の東洋美術100選を模写している。20240822一日一作品模写する。東京国立博物館『東京国立博物館 東洋美術100選』を書き写す - 潮汐記録帳ハード。
非フィクション系の本を読むこと→読んでる。読み切れているのでよし。
ジムに通うこと→行っていない
バズる感想を書こうとすること→ちょっとしてる
バズ目的のアカウントを作ること→してない
美容に時間を使うこと→脱毛サロンに行ったりしている
居眠り→してしまった

追加でしないこと(20240531追記)

15分以上の残業→してない
高額な資格学校への入学(学科・製図)→してない
夜更かし(22時以降布団に入っていない状態)→かなりした
角が立つコミュニケーション(自分ではユーモアだと思っているもの。近い関係だから言っていいだろと思って言いたくなるもの)→してない
学園アイドルマスター→してない

追加でしないこと(20240731追記)

夜更かし(21時以降布団に入っていない状態)→かなりした
ひらめきに頼ること•新規性の追求•特別なことをしようとすること→してない
継続不可能な張り切り→ブログの更新がかなりギリギリの張り切りだった。
アニメを作ろうとすること→してない
表現したいものは何か、自分の好きなものは何か、やりたいことは何かについて考えること→してない
人を啓蒙しようとすること→してないはず

1ヶ月を振り返っての感想

1月に設定した目標と現在の興味関心にズレがある。
読んだ本の冊数を振り返ったりしたい。(8月は本を6冊読んだ。)
観に行った展覧会の数を振り返りたい。(8月は展覧会を4つ観に行った。)
自分が満足できる余暇の過ごし方ができた。9月もブログを続けたい。でもそれができたのはお盆休みがあったからだ。体調もやや崩した。満足できるラインがかなり上がっている。移動時間や休み時間はフルでやりたいことに時間をあてている。だけど、観に行ける展覧会や1ヶ月に読み切れる本の冊数は限られている。自分に求めるラインを今よりも下げたい。どうやって?

20240830 1ヶ月ブログを続けて気をつけたこと、わかったこと、書かなかったこと

7月31日から毎日ブログを更新している。気をつけたこと、わかったこと、書かなかったことを書いた記事に触れながら振り返る。

8月の目標:ブログ

7月31日から毎日ブログを更新している。今日でちょうど1ヶ月になる。8月は毎日ブログを更新することを目標に頑張った。継続することで発見できることってある。発見をしたくて、1ヶ月頑張った。
はてなブログは、日毎のview数を見ることができるのだけれど、毎日一定数の見てくれている人がいることがわかって、とてもモチベーションになった。読んでくださった皆さん本当にありがとうございました。

気をつけたこと、わかったこと、書かなかったことを書いた記事に触れながら振り返る。

気をつけたこと

・他のWebページの焼き増しにならないよう気をつけた。似たような記事があっても自分なりの感想や体験について書くこと目標とした。これは割と達成できたと思う。
・できるだけ自分以外の物事について書くことを意識した。自分のことを知らない人が読んでもおもしろいテーマ選びをすることを気をつけた。書くことがなくてどうしても自分語りになってしまった記事はあるけれど、比較的実践できたと思う。
・最後まで読んでもらえる文章を書くことを意識した。これはフィードバックがないのでわからないけれど、意識はした。パッと全体を把握できるようリード文を書いた。できるだけ全体が短い文章になるようにすることを意識した。
・本や展覧会感想を書くときは、読んだから観たからこそ書ける記事を意識した。あらかじめ自分の持っている意見に当てはめるような鑑賞の仕方をいないことだ。これはあまり実践できなかった。
この記事20240821読めるところだけ 千葉雅也『現代思想入門』を読んだ - 潮汐記録帳は難しいところをすっ飛ばして自分が読んで気持ちがいいところだけを抜き取って感想を書いてしまったなと思う。この記事20240827感想。今井啓子『ファッションのチカラ』を読んだ。 - 潮汐記録帳は、本で問題提起されている具体的な内容と関係なく自分の意見を主張した的外れな記事になっている。感想を書く難しさを感じた。

分かったこと

継続することで何かを発見したくて初めたブログ。わかったことはブログを書くことの自分の中の意義だ。それは、自分が何に興味を持っているか、何を楽しんでいるのか、何を考えているのか知ることだ。
創作活動をしていると、「大切なのは自分が何に興味を持っているか」問題に突き当たる。自分は自分の好きなものや興味を持っているものを自覚することが苦手なので、ブログを通じて、自分ではないものごとについて書くことは自分が何に興味を持っているか発見するいい機会になった。

継続することで漠然と文章が上手になったり、何かを考える能力が鍛えられるかなと言う漠然とした期待もあった。
ブログにもらえたフィードバックは
・記事を公開したツイートへのいいね
・フォロワーからの感想ツイート
・ブログのビュー数
・ブログのスター数
だ。
どの記事が良かったのか、どこがどう良かったのか、最後まで読んでもらえたのか、正直いまいち掴めていない。なので継続によって何か良くなっているものがあるのか判断する材料が少ない。これはよくわからなかった。

400~800字くらいが気軽にかけて、ブログにしたかいがあるなと自己満足できるボリュームの生地だと言うことがわかった。
気をつけたことでも触れたが、本の問題意識に触れながら自分の意見を書くことは時間のかかる難しいことだと感じた。1日1記事ペースでは自分には難易度の高い内容だとわかった。ただ、本の感想記事は他の日記的な記事と比べると読まれていないことがわかった。

毎日更新は大変だとわかった。

書こうと思って書かなかった記事とその事情

書こうと思って記事にできなかった内容がいくつかある。文章の技量の上で書けなかったものもあるし、その他事情があって書けなかったものもある。自分の興味関心の記録のためにメモしておく。

・水野藩の転封について
中学社会の問題集を解いて興味を持った水野忠邦の経歴を調べた。アーティゾン美術館にて、所在の経歴が水野家の領地の変遷と一致している屏風が展示されているのをみて、知識が繋がって面白かったので記事にしたいと思った。水野家の領地の変遷について、コトバンクの丸写しになってしまう上、アーティゾン美術館の屏風の写真を撮っていなかったので記事にしなかった。

・表参道のウィンドウショッピングについて
この記事20240811すてきな花瓶がほしい。南青山〜表参道で友達と遊んだ日記 - 潮汐記録帳を書いた日みて回った建物や食べたもの、試着してみた服についてイラストを交えながら事細かに描きたかった。楽しかったので。全てのイラストを描く余裕がなかったのと、内容を花瓶の話に絞った方がいい記事になりそうだという判断をしたので記事にしなかった。

五十嵐太郎『日本建築入門─近代と伝統』について重要だと思った点、疑問に思った点、感想など
この記事20240817要約と頻出人物リスト・五十嵐太郎『日本建築入門─近代と伝統』(2016)を読んだ - 潮汐記録帳に感想や疑問に思った点を合わせて描きたかったが、文章ボリュームがかなり大きくなってしまい、どうまとめればいいかわからなくなって要約だけにとどめた。

出光美術館の列品解説ポイント記事
自分の聴いたギャラリートークから印象に残った解説をピックアップする記事を書きたかった。文字起こしメモをほぼそのまま全て公開した記事20240818ギャラリートーク文字起こし。出光美術館「日本・東洋陶磁の精華─コレクションの深まり」列品解説を聴いた - 潮汐記録帳を書いたためピックアップした形式の記事は書かなかった。

・花瓶を買った店で教えてもらったカフェの話
この記事20240825中野雄次「つぶれた花器」を購入 - 潮汐記録帳で書いた花瓶を購入した日、花瓶を買った店でいいカフェを教えてもらった。いいカフェだったし、花瓶を買った店でカフェを教えてもらうと言うのもいい経験だったのだけど、花瓶の話に絞った方がいい記事になりそうだったのと、結構通いたいカフェだったのでみんなには秘密にしておきたく記事にはしなかった。

・フォロワーの書いた小説の感想
感想を細かくメモしながら小説を読んだ。これは珍しいことだった。書かなかった理由はフォロワーの書いた小説が非公開であったため。

大阪万博の岩のパーゴラについての意見まとめ
・DIC川村現代美術館休館についての意見のまとめ
などインターネットで話題になっていることのまとめと自分の意見の記事。
時事的な話題を記録して自分の意見を言うことをやってみたかった。書かなかった理由は特に意見が出てこなかったため。へーそうなんだとそれらしい投稿に説得したが、のちにその意見が激しく批判されていることが何度かあったため記事にしなかった。

ひとまず毎日更新は今日で終わりにする。見守ってくださった皆様本当にありがとうございました。

20240829 4ヶ月で素敵な大人になりたい。高校の同窓会に向けて。

12月末に高校の同窓会がある。素敵な大人になったねってみんなから思われたい。

AnotherAddressで血眼になってワンピースを探している

同窓会開催の連絡がきた。開催は12月末だ。
とにかく、今の自分に自信を持っているように見られたい。素敵な大人になったねってみんなから思われたい。

単略的すぎるのだけれど、自分の見た目をよくすることばかり考えてしまう。だけど、滅多にない着飾れるパーティーの機会だ思う存分おしゃれをしたい。

この前表参道をウィンドウショッピングしていてこれは私にとても似合いそうですねというワンピースを見かけた。
PHYSIOTYPE SATIN – isseymiyake.com
10万円。正直、悩んだ。それだけ同級生から素敵だねって思われたい。

家に帰る電車の中で、帰省にかかる飛行機代とか、美容室代とか、パーソナルメイクレッスンを受けたいとか、服装以外にかかるお金のことを考えたら服にお金をかけるのは厳しい。
そこでAnotherAddressというサイトをめっちゃ見ている。デパートの大丸松坂屋がやっている服やアクセサリーのレンタル・サブスクリプションサービスだ。ハイブランドの服も結構品揃えがある。
www.anotheraddress.jp
柄物のワンピースを探していた。
www.anotheraddress.jp
これとか可愛い。
私は柄物のワンピースが本当に似合うのでワンピースばかりを探しているけれどブリーチを3回くらいかけて、外はねミディアム、白いセットアップのパンツスーツに金色のごつめのバングル。みたいな姿が案外理想かもしれない。

理想の自分について

自分の理想について外見と内面について両方ある。外見のみの素敵を目指すのは虚栄心が強すぎて身を滅ぼす寓話に出てくる人物みたいになるので嫌だ。あと、ポリシーを持っておしゃれを楽しんでいるように見られたい。それって素敵だから。
4ヶ月で自分を素敵な大人にする方法について思いつくものを挙げてみる。
・本をたくさん読む
・勉強を頑張る
・髪を染める
・歯の治療
・脱毛
・アクセサリーを買う
・ピアスを開ける
・パーソナルメイクレッスンに行く
・毛穴を無くする何かをやる
・体重を落とす
大学デビューを真っ当にやってないので「アラサー 垢抜け」とかで検索をしている。
正直理想の自分になるために「体重を落とす」「毛穴を無くする」とか書いている状況って最悪だ。資格に合格したとか、仕事で成果を出しているとか、打ち込んでいる趣味があるとかで自分を素敵に見せたかった。優しいとか、話していて楽しいとか、人として素敵になりたかった。4か月で自分を素敵に見せるって外見しかなんとかならない。最悪。

20240828放送大学3年次編入のために成績認定手続きをした

放送大学2024年度第2学期からの入学願書を提出した。他の大学にいたときの単位を認定してもらう入学手段を選んだので、願書提出までに、出身大学に成績証明書を発行してもらうステップがあった。単位認定のためには放送大学の書式を出身大学に送り書類を作成してもらう必要があるので、出願受付期間の4週間前までには放送大学の資料請求をすることをおすすめする。

放送大学に興味を持ってから願書を提出するまで

放送大学に入ることに興味を持ち始めたのは7月ごろだ。その頃資格試験の勉強をしていて、もっと好きなことを勉強したいなと放送大学入学の夢を持ち始めていた。試験が終わってから気持ちの落ち着いた8月上旬、放送大学に資料請求をした。授業が始まるのは10月ごろだからとゆっくりしていたけれど、第一回出願受付期間に間に合うギリギリのタイミングだった。2024年度第2学期の第一回出願受付期間は8月31日(土)必着だ。

高校既卒者の場合、放送大学の入学には高校卒業時の学位記のコピーがあればOKだ。だが、3年次編入を希望する場合など単位認定申請を行う場合は出身校に成績証明書を放送大学の書式に合わせて作成してもらう必要がある。


以下に資料請求から出願送付までに自分の場合のスケジュールを示す。

  • 放送大学に資料請求をした日 8/7(水)
  • 放送大学から資料が届いた日 8/9(金)
  • 放送大学から確認の電話が来た日 8/14(水)
  • 出身大学に問い合わせの電話をした日 8/19(月)
  • 出身大学に速達で成績証明書発行依頼を送付した日 8/20(火)
  • 出身大学から書類不備の連絡が来た日 8/21(水)
  • 出身大学に修正書類をメールで送付した日 8/22(木)
  • 出身大学から速達で自宅へ成績証明書が届いた日 8/24(土)
  • 願書を郵便局から速達書留で出した日 8/28(水)

台風が来ているので、締切の8/31(土)に到着が間に合うかわからないが、一応ギリギリ間に合うスケジュールで提出できたはずだ。
単位認定のためには放送大学の書式を出身大学に送り書類を作成してもらう必要があるので、余裕をみて出願受付期間の5〜6週間前までには放送大学の資料請求をすることをおすすめする。

放送大学の資料請求で届くもの

資料請求をすると「募集要項」「出願票他提出書類セット」「授業科目案内」が届く。
単位認定申請をする場合、郵送出願となる。その際出願票他提出書類セットは役立つので、早めに資料請求をすることをおすすめする。

資料請求してから1週間後、放送大学から電話がかかってきた。不明点がないかの確認の電話だった。親切。単位認定をしたい旨を伝えると、必要な書類の手続きについて教えてくれた。

募集要項の他に、出願票他提出書類セット、簡易シラバスにあたる授業科目案内が入っている
募集要項を開くと出願準備開始から学習開始までの流れが書いてある。この流れをよく読めば出願ができる。

出身大学に提出したもの

単位認定申請に必要となるため、出身大学に成績証明書の発行を依頼した。
その時必要になったものは以下の通りだ。出身学校によって内容は異なるので、事前に電話などで問い合わせをすることをおすすめする。

  1. 各種証明書申込書
  2. 様式
  3. 様式記載要項
  4. 身分証明書(マイナンバーカード)コピー
  5. 返信用封筒
  6. 内容説明書

を送った。
「各種証明書申込書」「身分証明書コピー」は出身大学が書類を発行するために必要なもの、
「様式」「様式記載要項」は放送大学のホームページからダウンロードして印刷したもの
「返信用封筒」は証明書を返送してもらうために住所を書き、切手を貼ったもの(郵便局の人に相談して速達対応にしてもらった)、
内容説明書は以下のような文書で送った。不備があった場合に備え、連絡先を電話とメールアドレス両方を記載して添付することがおすすめだ。

こちらの文面を印刷したものを添付した。

速達

今回、スケジュールに余裕がなかったこと、お盆や台風と重なってしまったことから、郵送のやり取りは全て速達で行った。全部で+750円くらいかかった。余裕があればかからなかったお金なので、皆さんは余裕を持って手続きを進められたい。

20240827感想。今井啓子『ファッションのチカラ』を読んだ。

今井啓子『ファッションのチカラ』を読んだ。ファッション業界の第一線で活躍してきた1937年生まれの著者の個人史から、ファッションの歴史を紐解く本。ファッション業界の抱える課題を5つあげ、ユニバーサルデザインを解決策として挙げる。

ファッションのチカラ (ちくまプリマー新書 60)

本書が掲げるファッションの危機

著者は現代(2005年当時)のファッションの危機として

  1. 若者中止新主義
  2. 体型画一主義
  3. ブランドの記号化
  4. トレンド志向
  5. ジャーナリズムの不在

をあげている。
すなわち

  1. 若くなければならない
  2. 体型は九号でなければならない
  3. ブランドを記号として持たなければならない
  4. トレンドを追いかけなければならない
  5. ファッション誌の情報を取り入れなければならない

と言う5つの「ねばならない」を克服する必要があるのだ。
ユニバーサルファッションはこの「ねばならない」を乗り越える可能性のあるものだと著者は主張する。

感想

ファッションの力を力説するのがこの本だが、今、ファッションの力を信じる気にはなれない。
結局美しさは他人との比較でしか生まれなくて、世界中の人を比較を簡単にできる今、それは過剰になる他ないと思うからだ。若さ至上主義や体型画一主義など著者が上げるファッションの危機は、私にとって当たり前の価値観すぎて、巨大すぎて乗り越えられるものと思えない。(乗り越えられたらどんなにいだろうか!)あなたも若く見えます。細く見えます。と甘い悪夢を見せるのがファッションでそれでしかあり得ないと思う。

20240826放送大学への入学を決めた

放送大学に出願した。卒業を目指し3年次編入を希望している。自分の学歴にコンプレックスがあるからだ。
自分が今興味があることは人文系の分野だ。新しいことを勉強することが楽しみだ。

大卒と言うことが恥ずかしい

自分は4年制の大学を卒業している。たくさんの人の力を借りて卒業をした。本当に本当にたくさんの人の力を借りた。なので、手続き上は自分は大学を卒業できているけれど、本当に自分は大学卒業資格に値するのか、大学を卒業していることを人に知られるタイミングがあるたび、自分の力ではないものを誇示しているようで恥ずかしくなる。
そこで放送大学に全科履修制として入学することにした。働きながらでも通える大学だ。通信制なので、キャンパスライフと聞いてイメージされるような学生生活ではないらしい。だけど、それがいい。孤独に自分の能力が試される環境でコツコツ単位を取得する。自分の力で単位を取得して自分に自信をつけたい。
放送大学は学費が安く、また、満期退学になっても単位を引き継いで再入学できる。お金はあまりかけずに、時間はゆっくりかけて大学を卒業することができる。そこも魅力だ。

選択した科目

放送大学では出願時に所属するコース・履修する科目を選択する。自分は美術鑑賞に興味関心があるから、芸術に関する勉強をすることができる「人間と文化コース」履修する科目は「日本美術の近代とその外部」「日本語アカデミックライティング」「博物館概論」を選択した。
最初は「博物館概論」「西洋の美学・美術史」を選択しようと思っていたのだけれど、授業科目案内(シラバス)に「※美術をはじめ芸術一般に興味があり、かつ高校程度の世界史・倫理の知識を有していることを前提とする」という中があり、後者、高校程度の世界史・倫理の知識に自信がないので他の科目を取ることにした。

出願用紙裏面。選択する科目を書く欄

大学で身につけた知識を活かしてツイートインプレッションを高めまくりたい。