悲しいこと悔しいこと悩んでいること。日記には嫌な気持ちがたくさん残っている。
どうしようもならない気持ちをなんとかしたくて思い出したように書きつけているのだから自然です。
楽しこと嬉しいこと気持ちを軽やかにさせるもの。そういうものでいつもこころをいっぱいにしていたいし、例えばの池への一瞬の日の当たり方、地下鉄で前に立ってる人のワニとキウィの柄の上着、分からず屋が自分よりもっと聡明な人間であることに気づいた瞬間とか。些細な気分の良いものこそ忘れてはいけないものです。優しく気持ちを揺らしたものは軽やかに身を弾ませ逃げていってしまう。
辛い気持ちを忘れてやるものか、と体を硬くしているのであれば
人の気持ちを喜ばせるものが確かに存在していること、その嬉しさに身を任せてゆるゆるしましょう。
ばらの茂み
